多汗症の治療法「ロゴセラピー」について
多汗症の場合、まず最初に手のひらの汗が多いことに気づき、さらにそれが止まらなくなり、最後には多汗恐怖症になる、というプロセスをたどることが多いのですが、この流れに勢いをつけてしまうのは本人の意識です。
特に、手のひらに意識を向けすぎることが多汗症を悪化させる原因となっています。
多汗症の汗を止めようと手のひらに意識を集中しすぎると、逆にもっと汗が出てきてしまう、という状態です。
こうした心理を、多汗症や赤面症の治療に応用したのがロゴセラピーです。
多汗症の場合、とにかく汗を出さないように心がけている人が多いようですが、それは、つまりそれだけ自分の神経を汗に集中していることになります。
これは多汗症の汗に立ち向かっているようで、実は多汗症の汗から逃げているんです。
心理学的には、嫌だと思うものから逃げると、かえって嫌なものが追いかけてくる、と言われています。
つまり、多汗症の汗に神経を集中させればさせるほど、多汗症の汗は出てきてしまうんです。
そこで、多汗症の治療法「ロゴセラピー」では、その逆をいく逆説志向をとります。
どういうことかというと、多汗症の患者さんに対して、
「昨日はたった1リットルしか汗をかいていないんですね。じゃあ、今日は10リットルほど汗をかいてみましょうか」
といった話をするんです。
つまり、「汗をかきたくない!」と思えば思うほど、逆に汗をかいてしまうのなら、いっそのこと「どこまで汗をかけるか試してみよう」と開き直ってしまうわけです。
多汗症の治療法「ロゴセラピー」とは、簡単にいえば「開き直り療法」といえるでしょう。
この多汗症の治療法「ロゴセラピー」の説明を聞くと、「そんなことで多汗症が治るくらいなら苦労はしない!」と思う人もいるでしょう。
しかし、これが意外と有効で、多汗症への治療効果がすぐにでてきます。
もちろん、どんな多汗症の人にも効く、というわけではありません。
ですが、簡単にできますし、多汗症への効果もかなりあります。
もし、多汗症の専門家にこの治療法を進められたら、ぜひ一度試してみてください。